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■ZORNのリリック

ZORNという男はかつて少年院上がりの不良少年でした。しかし彼の表現するラップは2000年代にはやっていた正統派ストリートラップとは一線を画します。彼のラップはストリート生活の黒さを表現しつつ死生観や心情を様々な比喩表現で表す作家性のようなものに溢れていて、表現者としての才能を持っています。

@My life
「洗濯物干すのもHIPHOP」

これは彼の生きざまを一言で表したパンチラインといえる。彼は二人の娘と妻を持ちながら塗装業とラッパーとして二束の草鞋を履いて生活している。特にこの曲には彼の日常が集約されていて、このパンチラインには本当に大事なものは地位やら名声などではなく、当たり前の日常であるという彼なりのメッセージなのだという事がうかがえる。

A奮エテ眠レ
「働くのが生きるためなら生きるのはなんのため」

この曲は彼がまだ「ZONE THE DARKNESS」という名前で活動していた時期の曲であり今の彼のスタイルより詩的なものが多い。その一つであるこの曲は忙しい世の中で生きている我々のような人間がなにを考え何のために生きているかという点に一石を投じている。